ステージ別の治療方法
Stage 0 / StageI 内視鏡治療
内視鏡を使って癌を切除します。リンパ節転移がない早期がん(ステージ0あるいはステージI)が内視鏡治療の適応となります。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
粘膜下層に薬液を注入し、病変を電気メスで徐々に剥ぎ取る方法
がんの周りに切除範囲をマーキング がんの下の粘膜下層へ生理食塩水などを注入。がんを浮き上がらせる 確実に切除するためマーキングの外側の粘膜を切除 粘膜層を剥ぎ取るように切除し出血や状態を観察
ESD手技の実際
Stage I/II/III 化学療法 + 手術
手術前に化学療法(抗がん剤)によってがんを小さくしてから手術を行うことでより有効な治療と考えられています。
治療のスケジュール
Stage IV 手術を見据えた治療戦略
StageIVの高度進行食道癌に対しても,強力な化学療法を行ったのちに根治的な外科切除を目指す,諦らめずに治す治療を目標として診療を行っています。 一方で,外科手術が行えるかどうかは,患者さんのご病気の状態や化学療法の効果にもよりますので,化学放射線療法や一般的な化学療法の継続・免疫チェックポイント阻害剤などの治療をおすすめする場合もあります。
治療のスケジュール